琉球デイゴスが圧勝 福岡大に6ー1 女子サッカー九州リーグ 守備乱れも逆転


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エナジック琉球デイゴス―福岡大 前半、激しい空中戦を繰り広げるデイゴスの坂入萌々子(左から2人目)と鶴香織(右)=11日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(ジャン松元撮影)

 女子サッカーのKYFA九州リーグ(Qリーグ)1部の試合が11日、九州各地で行われた。エナジック琉球デイゴスは沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで福岡大と対戦し、6―1で勝利した。通算成績は4勝1敗1分けで、勝ち点を13に伸ばした。

 前半4分に先制されたがすぐに同点に追い付き、38分に逆転に成功した。後半は主導権を握り、4点を追加して圧倒した。

 次戦は17日、熊本県の秀岳館高で同校と対戦する。

 前半に守備の乱れから先制点を奪われたデイゴスだったが、すぐに反転攻勢に出て同点に追い付いた。前線縦へのショートパスを相手GKに一度ははじかれたものの、こぼれ球を坂入萌々子が拾い、狙いすましたシュートで振り出しに戻した。2点目は牧山麗菜の裏へのスルーパスが鶴香織へつながり、鶴が確実にゴールに押し込んで2―1で折り返した。

 後半は幅広く両サイドを使った速い展開で4点を追加。6―1と圧倒した。

 左サイドバックの豊田楓がチームを活性化させた。前半から積極的な駆け上がりを見せ、後半は2得点に絡む活躍だった。チーム3点目は牧山からボールを受け、ゴール前に走り込んだ牧山への絶妙なアシストで得点をお膳立てした。4得点目は鋭い左クロスが相手のオウンゴールを誘った。「1回のトラップで相手をかわすように意識した。後半は相手の体力も落ち、攻め続けることができた」と充実感を漂わせた。

 今季から選手が増え、ポジション争いも厳しいが「みんな勝ちにいこうとする気持ちは同じ」と同じ方向を向いて進化を続けている。
 (大城三太)

※注:鶴香織の「鶴」は雨カンムリに「鶴」


エナジック琉球デイゴス
 6―1(2―1,4―0)
福岡大学サッカー部女子

▽得点者 【デ】坂入、鶴、牧山、OG、宇津木、金城【福】斎藤