県内各地で道路が冠水 石垣市では観光バスが立ち往生 各地で避難所開設も


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
大雨で冠水した道路=14日午後4時50分ごろ、豊見城市(大城直也撮影、画像の一部を処理しています)

 大雨警報、洪水警報が発表された沖縄本島中南部では道路の冠水などが発生している。消防本部などによると14日午後3時現在で、沖縄市泡瀬と比屋根、糸満市武富などで冠水が発生した。

 石垣市でも14日午後5時ごろ、石垣市真栄里の大雨により冠水した道路上で、観光バス1台がエンジンがかからなくなり、立ち往生した。男性運転手によると、車内には8人の観光客が乗っていたが、けが人はいないという。

 警察や消防が駆け付け、乗客は5時20分ごろ車内から降り、しばらくして徒歩で目的地の宿泊施設へ向かった。一時警察が周囲を交通規制し、片側一車線で交互通行になり渋滞が発生した。同6時前にバスが乗用車にけん引されて移動したあと、交通規制も解除された。

 豊見城市では県道11号の一部が冠水した。西原町兼久では大雨による車両の脱輪があり、消防が救助に向かった。けが人などの情報はない。

 大雨警報が出た市町村では避難所の開設が進んでいる。豊見城市は市役所1階に避難所を開設した。現在、準備中という市町村もあり、今後さらに増える見込み。