県内各地で大雨 那覇で1時間53ミリ(15日午前0時)


この記事を書いた人 琉球新報社
大雨の影響で冠水した道路=14日午後4時40分ごろ、豊見城市伊良波(大城直也撮影、画像の一部を加工しています)

 沖縄本島地方は梅雨前線や低気圧の影響で大気の状態が非常に不安定となっており、14日は断続的に雨が降った。沖縄気象台は14日午後に本島中南部に大雨・洪水警報、北部に大雨警報を発表。那覇市安次嶺では1時間に53・5ミリの非常に激しい雨が観測された。各地では道路冠水などの被害も見られ、災害を警戒し避難所を設置する自治体もあった。

 14日は那覇市安次嶺のほか、同市の沖縄気象台や石垣島で50ミリを超える非常に激しい雨が降った。大雨の影響で、県と気象台は一時、那覇、糸満、豊見城の3市に土砂災害警戒情報を発表した。

 気象台によると、本島地方で15日午後9時までの24時間に予想される雨量は、多い所で100ミリになる見込み。積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風による被害が起こる可能性もあり、注意を呼びかけている。
 (小波津智也)