2034年の国体の沖縄開催「内々定」 玉城知事「県民挙げての強い願い」


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国民スポーツ大会の開催実現に向けた要請書を室伏広治スポーツ庁長官(右から2人目)に提出していた玉城デニー知事(同3人目)=5月25日、文部科学省

 日本スポーツ協会は14日、2034年度の第88回国民スポーツ大会沖縄開催の内々定を県に通知した。同協会が大会会場および競技施設の準備状況などを調査審議した上で、開催の5年前に内定、3年前に開催が決定される。

 24年に佐賀で開かれる第78回大会から、国民体育大会が国民スポーツ大会へと名称が変更され、沖縄が2巡目最後の開催地となる。沖縄ではこれまで、73年に復帰記念特別大会の若夏国体、87年に海邦国体が開催された。

 玉城デニー知事は「県開催は県民挙げての強い願いで、大変うれしく思っている。本大会は、すべての県民がスポーツに親しむ契機となり、次代を担う子どもたちに夢や希望を与えるとともに、本県の魅力を全国に発信できることや、本県が目指す世界にはばたき躍動する『スポーツアイランド沖縄』の形成につながる絶好の機会となる」とのコメントを出した。
 (名波一樹)