憧れていた大歓声の夏へ 「甲子園」懸け60チームが熱戦 高校野球・沖縄大会が開幕 


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
夏の甲子園出場を目指し、引き締まった表情で開会式に臨む高校球児たち=17日午前、沖縄セルラーパーク那覇(大城直也撮影)

 夏の甲子園出場を懸けた第105回全国高校野球選手権記念沖縄大会の開会式が17日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で行われた。

 開会式は当初は沖縄セルラースタジアム那覇で開催予定だったが、降雨のため会場を変更した。全国の地方大会のトップを切って行われた開会式は行進はなかったものの会場には参加選手が整列し、保護者ら多くの観客も詰めかけた。 

力強く選手宣誓をする興南の野里悠介主将=17日午前、沖縄セルラーパーク那覇(大城直也撮影)

 選手宣誓で興南高校主将の野里悠介が「105回の歴史の中でも例を見ない苦難を乗り越えてきました。今年の夏は私たちが憧れてきた大歓声の中での高校野球が帰ってきます。グラウンドの上で、高校野球を見ている県民の皆様に元気と勇気を与え、これまでお世話になった方々への感謝の気持ちを感動に変えて、最高の恩返しをすることを約束し、コロナウイルスの影響で思うようにいかなかったこの3年間をともに過ごしてきた最高の仲間と野球ができる喜びを胸に一生忘れることのない、熱い夏にすることを誓います」と力を込めた。

 大会には連合4チームを含む66校の60チームが出場。日程通りに進めば7月16日に沖縄セルラースタジアム那覇で決勝が行われる。

 試合は沖縄セルラースタジアム那覇のほか、コザしんきんスタジアム、宜野湾市立野球場、名護市のタピックスタジアム名護、Agreスタジアム北谷の計5会場で行われる。

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