PAC3の至近距離には石油タンク… 新港地区からの早急な撤去、陸自に申し入れ 石垣市議会野党


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陸上自衛隊石垣駐屯地の広報担当者安楽竜治三等陸佐(左)に、新港地区から早急にPAC3を撤去するよう求める要請書を手渡した石垣市議会の野党市議=16日、石垣市の同駐屯地正面ゲート前

 【石垣】石垣市議会野党連絡協議会(花谷史郎会長)は16日、市南ぬ浜町の新港地区に展開されている地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の早急な撤去を求める申し入れ書を陸自石垣駐屯地の広報担当の安楽竜治3等陸佐に手渡した。安楽氏は「上級部隊に伝える」と答えた。

 申し入れ書は「PAC3の展開地点の至近距離に石油タンクなどの大型燃料施設があるが、PAC3そのものや、危険物を取り扱う民間施設との保安距離を担保する根拠法が示されていない」などと指摘した。

 花谷会長は新港地区への展開は「市民の負担が大きい」とし、早急な撤去を求めた。
 (照屋大哲)