国の「首里城復元に向けた技術検討委員会」は16日、2023年度第1回防災ワーキンググループ会議(高良倉吉委員長)を沖縄総合事務局で開き、首里城北殿・南殿の防災・防火対策について議論した。
初期消火のためのスプリンクラーは建物の用途に沿って設置の必要性を検討する。
延焼防止の機能を持つドレンチャーに関しては、大量の水を使うため、施設用地内の水源にも限りがあることから、北殿・南殿に設置する必要はないのではないかという意見が委員から上がった。消火が必要な際には屋外消火栓を使って対応する方針だ。
高良委員長は防災・防火対策は大きな課題だとし「北殿・南殿の防災・防火対策もしっかり検討していく」と述べた。
(與那原采恵)