嘉手納の家族住宅40戸、ハンセン廃車置き場、普天間の老朽格納庫…日本側支出で整備、日米合同委で承認


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防衛省

 【東京】防衛省は15日、2023年度に予定している米軍提供施設整備15項目について日米合同委員会で承認を得たと発表した。新たに日本側の支出で、北部訓練場で隊舎、キャンプ瑞慶覧で消防署の敷地を造成することや、嘉手納基地内の家族住宅40戸、トリイ通信施設の隊舎を改築することなどを盛り込んだ。

 嘉手納基地では消防署と管理棟の設計や隊舎整備に向けた調査も予定される。ホワイト・ビーチ地区の消防署建設と管理棟設計も計画されている。

 日米合同委員会は普天間飛行場で老朽化した隊舎と格納庫を補修する計画にも合意した。また、13年に日米が合意した統合計画に基づいてキャンプ・ハンセンで廃車置き場約8200平方メートルなどを整備することも決めた。

(明真南斗)