火葬炉の増設を 南斎場、1週間超待たされるケースも 南風原町議会が意見書を可決 沖縄


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南風原町役場(資料写真)

 【南風原】南風原町議会(赤嶺奈津江議長)は16日、6月定例会最終日の本会議で、南斎場(豊見城市)の火葬炉増設などを求める意見書を全会一致で可決した。南部広域市町村圏事務組合理事長宛て。火葬炉の2炉増設、増炉まで町民の負担を軽減する措置の実施―を求めている。

 南斎場は南部広域市町村圏事務組合が管理し、2014年6月に開所した。主に糸満市、豊見城市、南城市、南風原町、八重瀬町、与那原町が利用するが、6市町以外からも受け入れている。

 意見書によると、6市町以外も含む全体の受け入れ数が15年度の2885件から22年度には4162件へと1・44倍となった。1週間以上待たされるケースもあり、その間の遺体安置の費用や精神的な負担に関する相談が寄せられているという。

(岩崎みどり)