FC琉球、大阪に0-3で完敗 守備総崩れ、再構築が急務 サッカーJ3


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FC琉球ーFC大阪 後半から出場したFC琉球の阿部拓馬=18日、東大阪市花園ラグビー場(FC琉球提供)

 明治安田J3第14節第2日の18日、FC琉球は東大阪市花園ラグビー場でFC大阪と対戦し、0―3で完敗した。通算成績は5勝7敗2分けで勝ち点17。順位は15位。

 前半から押し込まれる展開が続き、終了間際に先制点を奪われ0―1で折り返した。後半も序盤からボールを支配され、6分、9分に立て続けに得点を許した。以降は選手交代でリズムを変えようと試みたが、得点には届かなかった。

 次戦は24日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでテゲバジャーロ宮崎と対戦する。

集中が途切れ失点

 FC琉球は今季3度目となる3失点、守備が総崩れした。課題として抱えている守りへの不安は払拭(ふっしょく)できず、苦悩が続く。序盤から押しこまれる展開で受け身にならざるを得ない状況が続いた。

 前半終了間際、後半出だしの時間帯と、いずれも集中が途切れがちな場面での失点だった。1点目はフリーの選手に決められ、2点目はGKダニー・カルバハルのDFへのパスを奪われて相手にゴールを献上する形となった。3点目はゴール前の密集から完全に崩され、突き放された。

 すぐに選手交代し、阿部拓馬や金崎夢生(むう)らを投入し、挽回を試みたが3点ビハインドは荷が重かった。

 大阪はロングボールを多用。空中戦で裏を狙われ、体の寄せの甘さからゴールに迫られる場面が多々あった。中盤でバランスを取って守備的になる選手、抱負な運動量で守備を支える選手の存在が不可欠で、残り試合で敗戦を重ねないためにも再構築が求められる。 (大城三太)


(1)花園

F大阪 7勝7敗 (21)
 3―0(1―0,2―0)
琉球 5勝2分け7敗(17)

▽得点者 【阪】 田中(1)西矢(1)利根(2)
▽観客 2267人