スーパーマーケットチェーン紀ノ國屋(東京、富田勝己社長)は、運輸・倉庫業のクラウドライク社と宅配業のUPSと連携し、同社の商品流通を担う物流センター「沖縄ディストリビューションセンター」を19日、糸満市に開設した。20日から自社ブランド商品約200種類をリウボウストアで販売する。紀ノ國屋自社ブランド商品の沖縄での通常販売は初。高橋一実副社長は「昨年に期間限定で販売したアップルパイは10日間で5千個完売した。沖縄にもっと多くの商品を届けたいと強い思いを抱いた」と話した。海外展開も視野に、物流センターにはアジアのハブの役割も期待する。
リウボウホールディングスの親川純社長は「良質な高付加価値の商品の提供で店舗の成長につながる」と期待を寄せた。首里、栄町、浦添など7店舗で販売し、天久店には両社のブランド商品を常設するコーナーを設置する。
(普天間伊織)