未使用の銃弾、ドラム缶、ケミカルライト… 県警と防衛局が北部訓練場跡地で米軍廃棄物を確認


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返還された米軍北部訓練場の一部(2017年1月撮影)

 2016年に返還され、世界自然遺産に登録された米軍北部訓練場跡地で19日、沖縄県警と沖縄防衛局が合同で現場に残留した米軍廃棄物を確認した。米軍基地由来の廃棄物の調査や告発活動を続ける東村のチョウ類研究者の女性(44)によると同日、県警と防衛局からそれぞれ3人の職員が現場を訪れた。未使用の銃弾やドラム缶、ケミカルライトなど米軍由来の廃棄物を確認したという。

 女性は琉球新報の取材に「今回の調査で、現場には廃棄物が残留し、除去が完了していないことを県警も防衛局も確認した。ごまかしきれない状態だ」と話した。