琉球新報社 
沖縄県宮古島付近で4月に発生した陸上自衛隊UH60JAヘリコプター事故で、陸自と九州防衛局は20日、事故機の所属していた熊本県益城町の高遊原（たかゆうばる）分屯地の同型機の飛行訓練を6月中にも再開すると県や関係自治体に伝えた。
各地に配備されている約40機の同型機は事故以降、災害派遣などを除き飛行を見合わせていたが、6月中にも訓練を再開する。
事故は4月6日発生。ヘリには北熊本駐屯地（熊本市）を拠点とする第8師団の坂本雄一・前師団長ら10人が搭乗していた。海底から発見した前師団長ら6人の死亡を確認。見つかっていない4人も死亡と判断された。
陸自は今月18日、健軍駐屯地（同市）で10人の葬送式を営んだ。回収した事故機のフライトレコーダー（飛行記録装置）の解析を進め、事故原因を調べている。
（共同通信）
