「世界平和への決意を新たに」 戦没者へ平和の献火 沖縄・摩文仁で追悼式前夜祭


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沖縄全戦没者追悼式前夜祭で「鎮魂の火」をともす赤嶺敬介さん(右)と内間直美さん=22日午後7時7分、糸満市摩文仁(小川昌宏撮影)

 【糸満】慰霊の日を前に、沖縄全戦没者追悼式前夜祭(沖縄協会主催)が22日夜、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で開かれた。県遺族連合会や日本遺族連合会の関係者ら約300人が出席した。

 祈念堂前の「平和の鐘」が鳴り響く中、戦没者の孫にあたる南風原町遺族会の赤嶺敬介さん(51)=同町、めいにあたる糸満市遺族会の内間直美さん(65)=同市=が献火を行い、戦没者の冥福を祈った。

 沖縄協会の清水治会長が「鎮魂(しづたま)のことば」を読み上げ「戦争への反省と世界平和への決意を新たにし、全世界の人々に恒久平和の実現を訴え続けていく」と述べた。
 (岩切美穂)