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わがまち歩き SDGs活動へ参画 運動習慣化の第一歩 <けいざい風水>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県浦添市は、琉球王統発祥の地として大交易時代の扉を開き、琉球王国500年の礎を築いた歴史ある地です。戦後は米軍基地関係者の需要や国道58号の整備に伴う人口増加により都市化が進み、沖縄県を代表する企業も多数創業され、県内経済の中心地として発展しています。

 そうした歴史・文化・地域特性を生かしたイベントとして、浦添市では毎年うらそえてだこウォークが開催されています。過去2回は新型コロナウイルスの影響等により中止となっていましたが、今年2月に3年ぶりに開催された第20回大会では、親子で気軽に参加できる3キロコースから最大20キロコースまで県内外から6352人が参加し、ガイドによる歴史文化の説明案内を受けながら気持ちの良い汗を流しました。

 ウオーキングは手軽に始めることができる運動習慣として人気があり、スポーツ庁の世論調査では「今後始めてみたいスポーツ」でトップとなっています。また、年々耳にする機会が増えたSDGsの観点からも、目標3「全ての人に健康と福祉を」や目標4「質の高い教育をみんなに」へ効果が期待でき、まちを歩き見ることで得るさまざまな発見から、目標11「住み続けられるまちづくりを」にもつながります。

 わたし自身、中学3年生の娘と参加することで、学校の出来事、将来や進路を聞くことができ、まちの風景とともに良い思い出となりました。てだこウォークだけでなく、沖縄県内では各地でウオーキング大会が開催されています。皆さんも運動習慣化の第一歩として参加してみてはいかがでしょうか?

(沖縄銀行大平支店支店長・大城良拓)