30分格闘、1メートルの「うーまくー」ウナギ捕獲 中学生3人が用水路で発見 沖縄・名護


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オオウナギを捕まえた生徒3人=23日、名護市大東

 【名護】沖縄県名護市大東の用水路で23日、推定約1メートルのオオウナギが見つかった。名護中学校2年生の生徒3人が協力して捕まえた。

 ウナギを捕まえた用水路は、島袋伊璃真(13)さんが塾の帰り道にいつも通る場所だった。通るたびに大きなウナギが何匹も泳いでいるのを見て「捕りに行こう」と思い立ち、又吉空輝さん(13)と松田煌琉さん(14)を誘って、用水路に繰り出した。

 最初に見つけたのは「推定1メートル50センチはあったんじゃないか」という「化け物級」のオオウナギ。捕まえようとしたが、あまりの大きさに用意した網に収まらず、逃がした。悔しい思いで帰ろうとした際、今度は約1メートルの別のウナギを見つけた。

 3人は網を構える役と追い込み役に分かれ、捕獲を試みた。途中、ウナギが暴れたことで、網の1本が90度以上にひしゃげたが、協力し30分格闘して捕獲した。

 初めてオオウナギを捕獲した3人は大喜び。又吉さんは「うーまくーウナギだったけど、興奮した」と「まぎーの方は逃がして悔しいけど、取れて良かった。ウナギにありがとうと伝えたい」と対戦相手のウナギに感謝を伝え、用水路へ帰した。

(金城大樹)