「情熱の波」が沖縄にやって来た バスケW杯の公式球お披露目 那覇市で事前イベント


この記事を書いた人 琉球新報社
バスケットボールワールドカップ公式球を手に取る県バスケットボール協会の日越延利会長(右)とFIBAワールドカップ組織委員会の浜武恭生副会長=30日、那覇市のノボテル沖縄那覇

 沖縄市の沖縄アリーナで8月25日から開催されるFIBAバスケットボールワールドカップ2023の事前イベントが6月30日、那覇市のノボテル沖縄那覇で開かれ、大会公式球がお披露目された。「The Passions wave(情熱の波)」をコンセプトにデザインされた公式球を手に大勢の人が記念撮影した。会場にはスロベニアのスター、ドンチッチ選手や日本代表のサイン入りユニホーム、ボールなども展示された。

 公式球はFIBAとスポーツ用品メーカーのモルテンが共同でデザインした。バスケの情熱が波のように世界に広がる様子が、ハートと波の模様で表現されている。

 イベントには、日越延利県バスケットボール協会長や玉城デニー県知事、桑江朝千夫沖縄市長のほか、琉球ゴールデンキングスを運営する沖縄バスケットボールの白木享社長とキングスの岸本隆一選手ら、大勢の関係者が結集した。

 日越会長は「皆で力を合わせてワールドカップを盛り上げて成功させ、これからの県のバスケをさらに発展させる」と展望を語った。玉城知事は「バスケ王国沖縄で受け入れ体制の整備を行い、機運醸成イベントの開催をより一層推進したい」と力を込めた。沖縄市の桑江市長は「世界大会ができるまでの沖縄県になった。この成長を日本全国の皆さんに見せたい」と喜びを語った。

 白木社長は「沖縄から世界を元気にしたい」、岸本選手は「沖縄の良さをもっともっと県外に世界に発信していけるように少しでも役立ちたい」と話した。
 (古川峻)

FIBAバスケットワールドカップ2023で使用されるボールの模様