総事業費139億4000万円の「総合アリーナ」 うるま市が財源を明かす 28年度の使用開始を想定


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うるま市役所(資料写真)

 【うるま】沖縄県うるま市が具志川総合体育館の老朽化に伴って予定する「総合アリーナ」の整備計画について、市の金城和明企画部長は6月30日、総事業費は139億4千万円を見込んでいると説明した。市の想定する財源は「補助金が84億円、地方債が42億円、市の単独財源が13億円」と説明した。市議会一般質問で仲程孝氏(希望のいぶき)に答えた。市が議会で計画の財源について明らかにしたのは初めて。

 金城部長は整備目的について、経済効果と市民利用のどちらが主かを問われ「市民利用が主な目的の一つだ」と説明した。防災施設として利用する場合、最大2千人の受け入れが可能だとした。

 市は昨年10月に「市総合アリーナ基本計画」を策定した。2023年度の一般会計予算には事業の設計業務委託料など約4億115万円を計上している。事業スケジュールは25年度にアリーナ建設、28年度の使用開始を見込んでいる。

(島袋良太)