バレー、西原高(男子)が優勝 レシーブとブロックで強さ発揮 天皇杯・皇后杯県予選


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 バレーボールの天皇杯・皇后杯全日本選手権県ラウンドは1日、名護市の21世紀の森体育館で男子決勝まで、女子準決勝までを行った。男子は西原高が2―1で琉球大を破って優勝した。九州ブロック大会の出場権獲得は2年ぶり5度目。県協会推薦の沖縄クラブと共に九州大会(9月23、24日・佐賀県)に出場する。女子は中部商業高と西原高が2日午前11時10分から西原高で行われる決勝へ進んだ。


決勝 西原高―琉球大 鋭いスパイクをたたき込む西原の田崎憲斗=1日、名護市の21世紀の森体育館(大城三太撮影)

 西原高がレシーブ力とブロックで強さを発揮し、琉球大の勢いを阻んだ。

 第1セットは、22―22と終盤まで互いに主導権を譲らないシーソゲームが続いた。しかし、琉球大が西原高のブロックをうまく利用しながら巧みに得点し、一気に3得点しセットを奪った。

 伊江周二監督に発破をかけられた西原の選手たちはここから本領を発揮する。第2セット、183センチでジャンプ力と滞空時間の長さを兼ね備えた田崎憲斗が得点源となり、ゲーム中盤から引き離しに成功。チーム全体でレシーブ力が光り、11―9から連続8得点と勢いづいた。24点目となった古堅裕武のトスから大城和晴が決めたスパイクは、あうんの呼吸で会心のクイックだった。

 最終セットは、東門篤己らのブロックが好調で相手攻撃をシャットアウト。東門は「相手の目もしっかり見ながら、手の出し方を意識してうまく止めることができた」と好感触をつかんでいた。リベロとしてコートを駆け回った平良晟也主将は「対応力」で勝ったと胸を張る。「相手選手のスパイクの癖やコースを読む力が大事になる。第1セット中盤までに相手の特徴を見抜かないと全国で戦うのは厳しい」と高みを見据えた。

(大城三太)

 

優勝した西原の選手たち