モンパチ、沖縄で「番外」ライブ 25周年ツアー直前 沖縄市・音市場


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“番外編”ライブで会場と一体となって盛り上がった(右から)MONGOL800のキヨサク、髙里悟、パーティーダンサーの粒マスタード安次嶺、サポートメンバーのKuboty=6月6日、沖縄市のミュージックタウン音市場

沖縄県出身バンドMONGOL800(モンパチ)が6月6日、「MONGOL800gaLIVE―WWW!!TOUR―BANGAIHEN」を沖縄市のミュージックタウン音市場で開いた。デビュー25周年全国ツアー直前、沖縄での“番外編”ライブが急きょ決まり、オンラインでも配信した。トークも交えながら熱く楽しいモンパチサウンドで魅了した。

「沖縄、あーそびーましょー」。キヨサクのご機嫌なかけ声で始まり、序盤の「あなたに」でボルテージは急上昇した。パーティーダンサーの粒マスタード安次嶺も加わった「OKINAWA CALLING」で一層盛り上がった。「小さな恋のうた」の間奏では、マイクを会場側に向けて一緒に合唱した。

6月のライブでは恒例の「himeyuri~ひめゆりの詩~」を演奏した。じりじりと焼き付けるようなエレキギターのミュートから始まり、祈りを込めたサビまでを圧巻で聴かせた。キヨサクは「(沖縄戦を)忘れないで、歌になって歌い継がれたら」と話した。

7月12日発売の9枚目の新アルバム「LAST PARADISE」の曲も披露した。

タイトル曲「LAST PARADISE」では、メンバー全員で踊る場面も。キヨサクは「楽しそうな、うれしそうな笑顔ありがとう」と語った。アンコール後にメンバーがステージから去っても、会場には「OKINAWA CALLING」のかけ声が鳴り響いていた。

(田吹遥子)