人気の「流れるプール」今夏に営業できず 沖縄市の県総 本体から漏水か、全面改修が必要に 県総合運動公園


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水漏れなどで利用できなくなっている県総合運動公園レクリエーションプール=2023年5月、沖縄市(喜瀨守昭撮影)

 配管の漏水によって営業開始が見送られていた沖縄県総合運動公園のレクリエーションプールについて、プールの本体からも漏水している可能性が高く、この夏は営業できないことが8日までに分かった。配管の異なる小学生以下用プールは7月からオープンしている。

 同公園を指定管理しているトラステック(那覇市)によると、調査により地中に埋設されている配管だけでなくプールの本体からも漏水している可能性が高いことが分かった。全面的な改修工事が必要となり、この夏のオープンは不可能と判断した。早期に工事に着手できなければ、2024年の夏の営業も厳しくなるという。

 暑い日が続き、小学生以下用プールの入場者は昨年よりも増えているという。県総合運動公園の福島誠司所長は「楽しみにしていた人も多いと思う。申し訳ないがご理解を頂きたい」と話した。

 レクプールはウオータースライダーや浮輪に乗って滑る渓流下りなどがあり、子ども連れを中心に人気の施設。昨年も埋設配管から水漏れしたため修理が必要となり、全面オープンは夏休み開始後の8月にずれ込んだ。

(沖田有吾)