臨時任用教員の説明会に60人 沖縄県教委、年間通じて募集 教員不足問題


この記事を書いた人 琉球新報社
約60人が参加した臨時的任用教員募集説明会・相談会=10日、那覇市の県立図書館ホール

 県教育委員会は10日、那覇市の県立図書館ホールで第1回臨任教員募集説明会・相談会を開いた。教員採用試験の受験者など、県内外から大学生や他業種で働く60人が参加し、教育現場の実情や臨時的任用教員(臨任)の待遇、福利厚生などの説明を聞いた。

 教員採用試験が9日にあったことから、県教委学校人事課が受験者を含めた試験終了の時期に合わせて開いた。小中学校人事管理監の城間優さんが「沖縄で先生になりたい、臨任をやってみようという人が増えたらありがたい」とあいさつ。県の教育の現状説明では、同課の稲福政彦さんが県独自の少人数学級編成の仕組みや臨任の1日の流れ、求める教員像を説明した。待遇や福利厚生、臨任・非常勤の登録方法の説明や相談会もあった。

 説明会に参加した特別教育支援員の下地明莉さん(36)=宜野湾市=は「部活動指導や臨任になった後のサポートの説明があって、不安が払拭できた」と話した。次回は、第2次試験終了後の9月に開催予定。県教委は臨任を年間通じて募集している。
 (高橋夏帆)