石垣市の人口が5万人を突破 移住者増に加え陸自駐屯地の開設も要因に


この記事を書いた人 琉球新報社
石垣市の人口が初めて5万人を突破したと発表する中山義隆市長=11日、石垣市役所

 【石垣】石垣市の人口が10日、5万人を突破した。達成した日は1947年7月10日の市制施行から76周年の記念日だった。中山義隆市長は11日、市役所で会見を開き石垣「史上初」の5万人到達を「大きな節目」と喜んだ。「将来人口の目標5万5千人に向けて、インフラ整備や自然環境保護をバランスよく進め市を発展させていきたい」と述べた。

 5万人達成を祝して市は年内に市民らを対象にした「石垣島大BBQ祭り」を予定している。「一度にBBQを行った最多人数」としてメキシコでギネス認定された2184人を上回る参加者を募り、新たなギネス認定を目指すという。予算はふるさと納税1500万円を活用する。日時や場所は未定。今後、5万人目の市民を対象としたセレモニーも予定している。

 中山市長は人口増の要因として、経済活動の活発化や有効求人倍率が高いことにより、移住者が増えたのではないかと分析した。陸上自衛隊石垣駐屯地の開設も挙げた。
 (照屋大哲)