部活高2自死、報告書とりまとめ延びる可能性も 第三者再調査委が会合


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 部活動の顧問から執拗(しつよう)な叱責(しっせき)を受け、2021年1月に沖縄県立コザ高校2年(当時)の運動部男子生徒が自ら命を絶った問題で、第三者再調査委員会(委員長・古堅豊弁護士)は11日、非公開の第19回会議を県庁で開いた。報告書の作成に向けて、聞き取り調査や提供資料を踏まえた事実認定などについて検討した。

 コザ高校や県教育委員会の関係者への聞き取り調査が続いていることから、9月までの報告書の取りまとめが当初より延びる可能性がある。会議終了後、取材に応じた古堅委員長は「9月までに報告書を作る基本方針は変わっていないが、聞き取り調査の状況によっては延びる可能性もある」と話した。

(高橋夏帆)