うるま市議会、陸自基地の強化反対の意見書を不採択 嘉手納爆音訴訟団の請願


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うるま市役所(資料写真)

 【うるま】沖縄県うるま市議会(比嘉直人議長)は10日の6月定例会で、うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地への地対艦ミサイル部隊配備と、沖縄市の陸上自衛隊沖縄訓練場への兵たん部隊配置に反対する意見書提出を求める請願を不採択とした。

 請願を巡っては総務委員会が不採択とし、議会で伊波良明委員長が報告した。委員長報告に賛成多数(賛成21、反対7、欠席1)で不採択とした。

 請願には「生命身体財産を脅かす全ての施策に反対する」との内容があり、「全て」の範囲が曖昧であることが挙げられた。

 請願は第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団、同原告団議員団会議などが周辺自治体5議会に提出を決めたもの。不採択は嘉手納町議会に続き2件目。北谷町議会は採択し、意見書も可決した。

(金盛文香)