第49回放送文化基金賞(放送文化基金主催)の贈呈式が13日、東京都内で開かれ、県内在住の映画監督中江裕司さんが脚本・演出した「ふたりのウルトラマン」にドラマ部門の奨励賞が贈られた。ドラマで金城哲夫さんを演じた県出身俳優の満島真之介さんには、演技賞が贈られた。満島さんは「ここが新たなスタートラインになる」と意気込みを見せた。
「ふたりのウルトラマン」は、東京ビデオセンター、NHK、NHKグローバルメディアサービス制作。ウルトラマンを創った沖縄出身の金城さんと上原正三さんの生涯に迫った。満島さんは自身を「沖縄生まれだけど、沖縄はあまり知らない世代」とし「復帰50年の大きな責任と沖縄の人への恩返しも込めた」と語った。
エンターテインメント部門では琉球放送の「THE 闘牛アワー」が奨励賞、ラジオ部門では琉球放送のシリーズ「音で綴る復帰50年」の「民(たみ)の謡(うた) 島に息づく琉球民謡」と「沖縄のお笑い ~そこに込められた想いを辿る~」が奨励賞に選ばれた。
(田吹遥子)