沖縄県の児童相談所の児童福祉司という立場で、女子児童にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた県職員の男(32)=八重瀬町=の初公判が14日、那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)であった。男は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
男は2023年3月下旬と22年6月上旬、県内小学校で同じ児童への強制わいせつ罪2件で起訴されている。
検察の冒頭陳述によると、男は複数回面接した児童に好意を持ち、性的対象として見るようになったという。
県などによると、男は20年度から児相に3年間在籍し、22年度から児童福祉司として勤務。4月の定期人事で、別部署に異動した。児童との面接で2人きりになった際に犯行に及んだとされる。わいせつ行為の様子をスマートフォンで撮影し保存していたという。
次回期日は9月8日に指定された。