本物そっくりコックピット 元整備士の杉原さんが実物大の模型作成 今帰仁中で展示


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再現された飛行機の操縦席に興味津々の生徒=6日、今帰仁中学校図書館の展示スペース

 【今帰仁】今帰仁中学校図書館の展示スペースに、飛行機操縦席の模型が展示された。飛行機を身近に感じ、子どもたちの夢が広がればと、航空会社で長年整備士を努め、退職後に同村に移住した杉原章義さんが木材などで作成した。

 実物大で作られた模型は、実際に杉原さんが整備担当した機体で、計器類やコックピットを忠実に再現。設置日には生徒に、操縦桿(そうじゅうかん)を引っ張ると上昇し、手前に押すと降下するといった操縦方法の指導も行った。

 杉原さんは「今は、飛行機の操縦席に入れるチャンスがほとんどないので、少しでも夢が広がればいいかな」と話した。

 8月25日まで展示され、今後は村内3小学校でも展示が予定されている。
 (新城孝博通信員)