バスケW杯、無料シャトルバス運行へ 県内4カ所から ゆいレールは臨時便も


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W杯期間中の交通対策などが話合われた開催地支援協議会の総会=19日、県庁

 8月に沖縄市の沖縄アリーナで開催される、FIBAバスケットボールワールドカップ2023開催地支援協議会の第4回総会が19日、県庁で開かれた。会合では8月25日~9月3日のW杯期間中の交通対策が示された。県内4カ所と会場を結ぶ無料シャトルバスが運行する。発着場所は浦添市のゆいレールてだこ浦西駅と北谷町の北谷公園野球場前広場、北中城村のイオンモール沖縄ライカムが決まっているほか、沖縄市の沖縄こどもの国からも予定している。

 無料シャトルバスは試合開始3時間前から試合終了後1時間後までの間、15~30分間隔で運行する。観客は会場に駐車できない。会場周辺市街地の路上駐車対策も検討している。

 日本代表戦は試合開始時間が午後9時以降になる場合もあることから、ゆいレールはてだこ浦西駅発那覇空港向けの最終便(同11時半発)以降に臨時で2便を運行する。沖縄市園田からの路線バスも臨時便を検討している。

 そのほか、日本代表戦はテレビ朝日と日本テレビ系列の地上波で生中継することも示された。

 総会ではシャトルバス台数や1734人のボランティア運営費の増加などを踏まえて、3628万9千円の予算増額を反映した23年度補正予算7億2134万円を了承した。増額分の内訳は内閣府の沖縄振興特定事業推進費から2903万円、県から500万円、日本バスケットボール協会から225万円だった。
 (梅田正覚)