辺野古の角力大会、4年ぶり開催 100人が参加 米軍キャンプ・シュワブと親善試合も 沖縄・名護


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米軍キャンプ・シュワブとの親善試合で、米兵を豪快に投げる辺野古区の代表=8日夜、辺野古区グラウンド

 【名護】名護市辺野古区の辺野古青年会は8日、同区グラウンドで伝統の角力大会を開いた。新型コロナウイルスの影響を受けて、開催は4年ぶり。小学生低学年から一般まで、各部門に約100人が参加し、力と技を競った。辺野古区と隣接する米軍キャンプ・シュワブとの親善試合は、辺野古区が4勝1敗で勝利した。同区の勝利は11大会連続となった。

 辺野古の角力大会は、ハーレーと共にアブシバレー行事として開催されている。区史「辺野古誌」によると、娯楽の乏しい時代から盛んで、子どもから大人までが浜辺で角力に興じ、技を磨いたとされる。一般の部には久米島など、県内各地から各大会のチャンピオンクラスの実力者が集まり、盛り上がった。

 前青年会長で、この日も大会運営を支えた佐久本義也さん(33)は「多くの人が来て、楽しんでくれてよかった」と話した。
 (池田哲平)