米オスプレイ事故、宜野湾市長「情報開示を」 普天間飛行場でも運用中で「市民は不安。米軍も人命に関わる」


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松川正則市長

 【宜野湾】2022年に米カリフォルニア州で発生した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの事故を巡り米海兵隊が公表した調査結果について、宜野湾市の松川正則市長は25日、取材に「市民の不安払拭のため情報収集に努めたい」とした。

 調査結果では新たな装置を設計、実装することで問題が発生する可能性を「99%減らしたとしている」が、松川市長は「普天間飛行場で運用されている以上、市民は不安を抱える。米軍にとっても人命に関わる問題だからこそ、安全の確保と詳細な情報の開示を求めたい」と述べた。

 松川市長は昨年の宜野湾市長選で、普天間飛行場の危険性を除去するため「名護市辺野古の埋め立て完了を待たずに普天間飛行場のヘリやオスプレイを段階的に移駐する」よう提案している。
 (名嘉一心)