知的障がいバスケ県代表の宮本さん、仲間さん「全国一目指す」 10月の大会へ意欲語る


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徳元次人豊見城市長(中央)に優勝報告をする宮本梨々奈さん(左)と仲間由莉愛さん=14日、豊見城市役所

 【豊見城】フランスで開かれた知的障がい者の国際競技大会で、3人制バスケットボールを制した全日本チームの宮本梨々奈さん(19)=サンエー=と、鹿児島で行われた全国障害者スポーツ大会九州ブロック予選会女子バスケで優勝した仲間由莉愛さん(17)=南部商業高2年=が14日、豊見城市役所で優勝を報告した。10月の特別全国障害者スポーツ大会に、2人は県代表チームとして出場する。「強豪もいるが、頑張りたい」と徳元次人市長に語った

 市在住の宮本さん、仲間さんは普段、共に練習している。

 宮本さんは国際大会を振り返り「慣れない環境で緊張もしたが、全日本の合宿で練習してきたことを本番に出せた」と振り返った。

 10月28~30日に鹿児島県で開催される特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」に向けて、「たくさん走ってチームを引っ張っていきたい」と語った。

 仲間さんは九州ブロック予選会で得意の3ポイントシュートを中心に得点源として活躍したものの、納得はしていない。「思ったように得点できなかった。10月に向けてさらに成功率を上げたい」と意欲を見せた。

 徳元市長は「楽しみながら頑張ってほしい」とエールを送った。
 (岩崎みどり)