沖縄コロナ、3週連続で減少 週推計で5680人 患者数はピーク時の半分に


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 県は27日、17~23日に県内の定点医療機関54カ所から報告があった新型コロナウイルスの患者報告数が1211人で、1医療機関当たり22.43人だったと発表した。定点当たりの患者報告数は6月26日~7月2日に記録した48.39人から3週連続で減少し、患者総数(推計値)はピーク時の1万2260人から5680人まで減少した。

 定点当たりの患者報告数で最も多い年代は80歳以上の3.28人で、続いて10歳未満の3.16人などだった。多くの年代が減少傾向にあるが、20代のみ前週比0.09ポイント増の2.24人となっている。

 23日の入院患者は628人(重症者18人)。コロナ専用病床593床を確保する重点医療機関に入院している患者は374人。県全体の病床使用率は63.1%で、圏域別では本島65.6%、宮古24.3%、八重山66.7%だった。27日の入院患者は474人だった。

 感染症総務課の高嶺公子課長は「年齢別や保健所別の定点報告は減少傾向にあるが、今後も続くか注視する必要がある」と語った。重点医療機関27カ所では医療逼迫が続いており、25日時点で6カ所が救急診療を制限し、9カ所が一般診療を制限しているという。
 (嘉陽拓也)