沖縄のロータリークラブで初 会長と幹事に女性が同時就任 那覇東RC


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那覇東ロータリークラブの下田美智代氏(左)と根橋理香氏=20日、那覇市のホテルコレクティブ(喜瀬守昭撮影)

 経営者ら職業人の社会奉仕団体「那覇東ロータリークラブ(RC)」の2023―24年度の会長に下田美智代さん(57)、幹事に根橋(ねばし)理香さん(55)が1日付で就任した。県内の12クラブで、活動を統括する会長、幹事をそろって女性が務めるのは初めて。

 那覇東RCは1966年創設。現会員数は約40人で女性は7人。子ども食堂への食材支援などを展開している。

 年度方針に「成長」を掲げている下田さんは「女性の会長、幹事を選出したクラブの度量と58年の歴史の重みをかみしめている。女性の視点も生かし、親睦と社会奉仕を活発にすることで会員もクラブも成長したい」と抱負を語った。創立60年を迎える25年度に会員数を50人に増やす目標も示している。

 幹事の根橋さんは「下田会長を支え、会員の距離が近く、温かいクラブの雰囲気をさらに良くしたい」と語った。前年度会長の池間守さんは「女性会員を増やし、クラブを活性化した下田さん、根橋さんはリーダーにふさわしい」と話した。

 下田さんは廃棄物を回収する共栄環境の代表、根橋さんは広告企画制作のカリタス代表を務めている。1日現在、県内12クラブの会員数は415人で、うち50人が女性。
 (松元剛)