沖縄電力、業績予想を「未定」に修正 黒字見通しから一転 具志川火力発電所の事故受け


この記事を書いた人 Avatar photo 與那嶺 松一郎

 沖縄電力は28日、黒字転換を見込んでいた2024年3月期の業績予想について、連結の経常損益や純損益を「未定」と修正した。27日にうるま市の具志川火力発電所で発生した、石炭を陸揚げする揚炭(ようたん)機の倒壊事故を受け、「当社業績への影響を想定することが困難なため」と説明した。

 同社が28日発表した23年第1四半期(4~6月)の売上高は前年同期比11%増の537億7800万円、経常損益は55億2800万円の赤字(前年同期は93億4400万円の赤字)、純損益は57億100万円の赤字(同68億9900万円の赤字)だった。

 同社は5月、電気料金の値上げが認可されたことを受け、24年3月期の業績予想について、連結の純損益が40億円の黒字(前期は454億5700万円の赤字)になるとし、連結、単体ともに黒字転換を見通していた。