台風6号、影響長引く恐れも　本島地方はあす明け方に暴風警報、2日に最接近の見込み　高潮にも警戒を（7月31日午後5時現在）

　大型で非常に強い台風6号は8月2日に沖縄本島地方にかなり接近する見込みだ。2日以降は東シナ海に進み、動きがゆっくりになると予想され、沖縄気象台は台風の影響が4、5日ごろまで長引く恐れがあるとし、「常に最新情報を確認してほしい」と呼びかけている。

　台風6号は、7月31日午後5時現在、南大東島の南にあり、時速15キロで北北西へ進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。沖縄本島中南部・北部は8月1日昼前から、久米島は1日夕から暴風となる見込みで、2日にかけて、猛烈な風が吹く見込み。沖縄気象台は風が強まる前に、頑丈な建物に移動するなど安全の確保を呼び掛けている。

　暴風警報は、沖縄本島中南部・北部では8月1日明け方に発表される見込み。台風は2日未明から明け方にかけて本島地方に最接近し、1日から4日にかけて猛烈なしけ、1日から2日は警報級の大雨、1日は警報級の高潮となる見込み。

　3日以降も沖縄本島地方では大荒れの天気となる見込みで、台風の動きが遅くなることで総雨量が多くなる可能性がある。

　また、台風の接近と大潮の時期と重なるため、本島地方では1日未明から朝、1日夕方から夜遅くにかけて、太平洋側の海岸を中心に、警報級の高潮となるところがある見込み。沖縄気象台は「台風進路の東側、海岸に面する市町村は警戒してほしい」とし、高波による浸水などにも厳重な警戒を呼び掛けている。