【台風6号】沖縄本島、5日以降再び暴風も 那覇で最大瞬間52.5メートル(3日午前0時時点)


この記事を書いた人 Avatar photo 與那嶺 松一郎

 大型で非常に強い台風6号は2日昼前にかけて本島地方に最接近し、本島と宮古島を暴風域に巻き込みながら西寄りに進んだ。猛烈な風が吹き、本島各地で200ミリを超える雨を観測した。沖縄気象台は、暴風警報解除について本島北部で3日明け方、中南部で同日昼前、宮古島地方と八重山地方で同日夜遅くを見込む。

 最大瞬間風速は、那覇市で2日午前4時14分に52.5メートル、南城市糸数で午前1時55分に50.6メートル、渡嘉敷村渡嘉敷で午後0時46分に50.4メートルを観測した。糸数や渡嘉敷では8月の観測史上最大となった。

 24時間降水量は那覇市安次嶺で297.0ミリ、名護市で263.5ミリ、読谷村で272.0ミリなどを観測した。読谷は8月の観測史上最大。

 台風は2日午後9時現在、久米島の西約120キロの海上を西にゆっくり進んでいる。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。3日未明にかけて八重山地方に最も近づく見込み。

 台風は5日には東寄りに進路を変え、本島地方では5日ごろから再び暴風となる恐れがある。
 (中村万里子)