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国道58号の工事で落札を取り消し 沖縄総合事務局、基準価格の誤りが判明


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 沖縄総合事務局北部国道事務所は1日、5月17日に入札公告した「2023年度読谷道路4工区改良工事」について、落札者を決定し通知した後に、調査基準価格に誤りがあったことが判明したため、落札者決定を取り消したと発表した。「落札者、入札参加者に多大なご迷惑をかけ深くおわびする」としている。

 同工事は、読谷村の国道58号バイパスの工事で、落札者決定後、8月から工事が始まる予定だった。入札は総合評価落札方式の一般競争入札で行われた。

 同事務所によると、低価格入札で品質が損なわれるのを防ぐための調査基準価格を計算する際に業務委託料を計上していなかった。そのため、本来は落札するはずのない、調査基準価格を下回って入札した企業が落札者に決まった。7月24日に落札者を通知した後、他の入札参加企業から質問があり精査したところ発覚した。同工事について、今後改めて入札手続きをする。時期は未定という。
 (沖田有吾)