台風6号、石垣島地方の暴風警報を解除 本島地方に大雨警報を発表中(3日午前まとめ)


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
台風6号の予想進路図

 大型で非常に強い台風6号は3日午前10時現在、宮古島の北北西約210キロの海上を西北西にゆっくり進んでいる。中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっている。

 石垣島地方に出されていた暴風警報は午前10時30分に解除された。

 久米島と宮古島地方には引き続き暴風警報が出されており、久米島は3日夕方、宮古島地方は夜遅くには解除される見通し。

 台風は5日ごろに再び沖縄本島地方に接近し、本島地方では5日から6日にかけて暴風となる恐れがある。

 台風は、3日は東シナ海を西北西へ進み、その後、4日から6日にかけて強い勢力を維持したまま向きを東にかえて進む見込み。そのため、沖縄地方では5日以降も大荒れや荒れた天気となり、台風の影響が長引く恐れがある

 3日午前10時現在、沖縄本島地方と先島諸島では、南東または南西の非常に強い風が吹いている。久米島町北原で3日午前0時36分に32・7メートルの最大瞬間風速が観測された。

 本島地方では引き続き大雨警報(土砂災害)を発表中。3日は多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込み。雨雲の発達の程度によっては、4日以降も警報級の大雨が続く恐れがある。3日予想される最大風速(最大瞬間風速)は沖縄本島地方で25メートル(35メートル)、先島諸島で28メートル(40メートル)。

 沖縄地方では、台風の影響と大潮の時期が重なるため6日にかけて潮位が高くなる見込み。沖縄本島地方では4日にかけて警報級の高潮となる恐れがある。

 先島諸島では、4日にかけて多い所で1時間に40ミリの激しい雨が、沖縄本島地方では、4日にかけて多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込み。

 4日正午までの24時間に予想される雨量は、多い所で沖縄本島地方で150ミリ、先島諸島で200ミリ。