沖縄電力は3日、台風6号に伴う停電の対応状況について説明し、沖縄本島では立ち入りが困難な場所を除き、おおむね5日中の復旧完了を目指すとの見通しを示した。ただ、台風が東寄りに進路を変える予測となっており、今後「新たな停電が発生する可能性もある」としている。
同社によると、3日午後3時時点で県内の全戸数の21.2%に当たる13万4830戸で停電が発生している。停電戸数が多い上、復旧に時間を要している理由について、同社の担当者は「暴風域に入っている時間がかなり長きにわたり、勢力の強い台風が長い間とどまったことが大きい」と説明した。
台風6号の影響による最大停電戸数は、2日午前10時の21万5800戸(全戸数の34%)。
過去10年間では、2018年の台風24号の25万700戸(同43・6%)に次ぐ規模となっている。