【台風6号】本島地方が4日から再び暴風域に 東向きに進路変えUターン 警報級の高潮に警戒(3日午後5時時点)


この記事を書いた人 琉球新報社
台風6号の3日午後5時現在に経路予想(気象庁ホームページから)

 大型で非常に強い台風6号は3日午後5時現在、宮古島の北北西約230キロの海上を西にゆっくり進んでいる。中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっている。台風は4日から6日にかけて強い勢力を維持したまま向きを東に変えて進む見込みで、本島地方では4日は再び暴風域に入る見込み。

 久米島に出されていた暴風警報は午後4時44分に強風注意報に切り替わった。

 宮古島地方には引き続き暴風警報が出されており、夜遅くには解除される見通し。宮古島市下地島では午後2時20分までの24時間に256ミリの雨を観測し、8月の観測史上最大となった。

 沖縄本島地方では4日から再び暴風となる見込みで、沖縄気象台は、暴風警報の発表予定時間は久米島で4日朝、本島中南部で4日昼過ぎ、本島北部で4日夕方を見込んでいる。

 3日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は沖縄本島地方で23メートル(35メートル)、先島諸島で25メートル(35メートル)。4日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は沖縄本島地方で25メートル(35メートル)、大東島地方で15メートル(25メートル)、先島諸島で23メートル(35メートル)。

 台風の影響と大潮の時期が重なるため、6日頃にかけて潮位が高くなる見込み。沖縄本島地方では4日にかけて警報級の高潮となる見込み。

 沖縄本島地方や先島諸島では、4日にかけて多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込み。4日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、沖縄本島地方で150ミリ、先島諸島で150ミリ。

 気象台が暴風や高潮、高波、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。