6日開幕する夏の甲子園に沖縄代表で出場する沖縄尚学の初戦は、三重県のいなべ総合との対戦に決まった。
台風6号の影響で出発が遅れていた沖縄尚学の選手らは3日午後、那覇空港から大阪に向かった。当初は2日午前に出発予定だった。搭乗前、選手らは組み合わせ抽選会のインターネット中継を見守った。対戦相手が決まると、みんなで声を上げた。抽選会は、予定より早く現地入りしていた比嘉公也監督、佐野春斗主将が参加した。
主砲の仲田侑仁は「台風で練習できなかったが、大阪でしっかり調整する。試合では積極的なバッティングなど自分たちの良さを出していきたい」と気持ちを高めた。エースの東恩納蒼は「おのおのでやることはやっているので、試合には影響ない。全国でもしっかりと自分たちの野球をしたい」と意気込んだ。
空港には父母会長の永吉盛長さんも駆けつけた。「6日目の試合に決まって、調整する時間があるので一安心。監督から習ったことを(グラウンド上で)思い切り表現してほしい」とエールを送った。
(砂川博範)