琉球新報社 
台風6号が沖縄地方から遠ざかるのに伴い、県内の停電も解消されつつある。沖縄電力は同社や関係会社の職員らを動員して復旧作業に取り組んでいるが、長期間の停電を余儀なくされている世帯からは、「いつ復旧するのか」といった不満の声も上がっている。
沖縄市与儀の一戸建てに住む女性は今月1日から停電している。問い合わせに対し沖電側から「対応する」と伝えられたが、連絡がないという。何度もコールセンターに電話したが、30分以上待ってもつながらない。「シャワーも水で入っている。見通しを聞きたいので連絡が欲しいが、忘れられていないか」といら立ちを吐露した。
中城村南上原のマンションに住む女性（49）は2日からマンションが停電になっている。現在マンションの一部で復旧している世帯もあり、女性宅を含む約10世帯の停電が続く。「引き込み線が原因ではないかと（沖電に）メールも電話もしているが改善されない。いつになれば日常に戻れるのか」とため息を漏らした。
（小波津智也）
