海保ヘリで急患搬送 渡嘉敷や石垣から沖縄本島へ 台風6号の影響で船は航行難しく


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渡嘉敷島からの急患搬送を乗せて那覇空港に到着した那覇航空基地のヘリコプター「おきたか1号」=7日、那覇空港(第11管区海上保安本部提供)

 台風6号の影響で本島周辺での船の航行が難しいことなどから、第11管区海上保安本部(11管)は7日、渡嘉敷村の救急患者を那覇航空基地所属のヘリコプターで渡嘉敷島ヘリポートから那覇空港まで輸送した。災害対策基本法に基づき、県が11管に要請した。

 通常は船やドクターヘリ、自衛隊機で輸送するが、海上の状況や機体繰りの関係から、11管のヘリが任務に当たった。

 11管や県防災危機管理課によると、患者は右大腿骨転子部骨折の疑いがあるとされた男性(81)で、渡嘉敷診療所の医師が本島病院での診療が必要と判断した。医師は4日に輸送を要請していたが、天候不良のため7日まで輸送できなかった。

 7日夜には石垣空港から那覇空港までの急患輸送も行った。