琉球新報社 
全国高校総体の陸上男子400メートルで46秒63をマークし優勝した平川慧（きら）（コザ）が7日、沖縄に帰り、那覇空港で出迎えた親族や学校関係者らの祝福を受けた。大きな花束も受け取り、喜びに満ちた表情を浮かべた。
平川は2日、北海道で行われている全国総体の陸上で、短距離種目では県勢男子初となる全国制覇を成し遂げた。「高校最後のインターハイで、絶対に優勝するという気持ちで臨んだ。1位というプレゼントを持って帰ってこられたことがうれしい」と笑顔を見せた。
花束を手渡したコザ高の上江洲隆校長は「学校にも県民にも明るい話題を提供してくれた。大変誇らしく、後輩たちにとっても大きな希望となる」と述べた。
大伯父の新垣盛義さん（80）は平川の優勝を受け、「信じられない。夢みたいだ。本人にはよく頑張ったと伝えた。こんなにも多くの人が出迎えてくれたこともうれしい」と頬を緩めた。
（砂川博範）
