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PFAS調査、松野官房長官「検討していく」 環境省データを基に、専門家会議の提言も踏まえ判断へ


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松野博一官房長官

 【東京】米軍基地周辺で高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されている問題を巡り、松野博一官房長官は7日の記者会見で、環境省設置の専門家会議が血中濃度調査の本格的な実施を提言したことについて「有識者の助言を得ながら検討していく」と語った。

 専門家会議の提言内容に関し、松野氏は「環境省が実施している血中濃度調査について、調査規模の拡大など本調査の実施に向けた検討を進めることが必要と指摘された」と述べた。環境省は現在、全国平均を算出するための調査に向けた予備調査として血中濃度を調べており、近く蓄積データを基に本格的な調査の設計を定める。
 (明真南斗)