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五穀豊穣願い、6年に1度の豊年祭へ 秋の開催に向け準備や練習がスタート 「潮巻き」参加者も募集 沖縄・本部


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旗頭上げの練習をする持ち手たち。練習はスギの丸太にクバの葉を付けて練習用で行っている=7月28日、本部町渡久地西アサギ

 【本部】本部町渡久地区豊年祭実行委員会(中曽根義人委員長=同区長)は、今年7年回り(6年に1度)で渡久地区アサギ庭を中心に伝統行事の豊年祭を開催する。区民総出で五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う。6月14日に同豊年祭第1回実行委員会を開催して組織体制、各部役員、予算、日程の決定をして準備や練習をスタートした。

 豊年祭の日程は9月29日から10月1日までの3日間。舞台の踊りは連日午後6時から。道ジュネーは10月1日の午後2時から旗頭、各班の踊りなどをしながら同区内を練り歩く。

 実行委員会は、総務部、演芸部、棒部、行列部、旗頭部、仕立て部、記録部、音響、照明担当に分担した。渡久地区の旗頭は東に「楽豊年」、西に「喜無限」の旗字が躍る。灯籠を含む高さは約6メートルにもなる。2018年6月に旗頭保存会を結成した。保存会では継承に向けて親旗の約3分の2に縮小した小旗を製作した。

 旗頭部(前田勉部長)では東と西に分かれ旗頭の練習をしている。スギの丸太にクバの旗を付け持ち手たちが頑張っている。

 棒部(宮城学部長、兼城昌文部長)では潮巻き(スーマキ)も60人余りで実施する。参加できる人を募集している。対象は本部町内の人で中学生以上。棒の好きな人や初心者でも可能。練習は火、木、金曜日の午後7時から本部中学校の駐車場で実施。

 詳しくは渡久地行政区ホームページhttp://togutikuhounensai.jimdofree.com。問い合わせは本部町渡久地区公民館、電話0980(47)3036。
 (上間宏通信員)