「ほっとした」9日ぶりに定期船、品薄の食料品もようやく届く 沖縄・渡嘉敷、伊江島


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9日ぶりフェリーが入港し、多くの乗客や車両でごった返す港=8日、伊江村の伊江港

 【渡嘉敷・伊江】台風6号が去り、県内の周辺離島と本島を結ぶ船の運航が8日、各地で再開した。渡嘉敷村の那覇―渡嘉敷間を運航する村営定期船「フェリーとかしき」は欠航していたが9日ぶりに運航を再開。「高速船マリンライナーとかしき」は引き続き欠航しており、天気の状況を見て9日朝に運航の可否を判断する。渡嘉敷村阿波連で新垣商店に勤務する與那嶺雅晴さん(73)は「品薄だった食料品などが届きほっとした。」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 伊江村営フェリーも8日、9日ぶりに運航を再開真。午後4時に伊江港に到着したフェリーには本島内で足止めされていた村民らが降り、出迎えた家族が「お帰り」と安堵の表情が広がった。多くの物資も運ばれた。(米田英明通信員ほか)