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強力打線の沖尚、二枚看板の攻略なるか いなべ総合戦の見どころ


この記事を書いた人 琉球新報社

 沖縄尚学といなべ総合(三重)は初対決。上位から下位まで長打が狙える沖尚が持ち味の打線で、相手投手のシ田陽聖と水野陸翔の二枚看板を打ち崩せるかが勝負の鍵となる。相手投手は多彩な変化球を投げることが予想され、沖尚打線はタイミングを合わせて捉えることが重要になる。

 いなべ総合は「逆転のいなべ」とも評され、選手権地区大会では3試合で逆転勝ちを収めるなど、試合を覆す勝負強さがある。広角に打ち分けられる4番の石垣諒馬をはじめ、チーム全体の能力が高い。沖尚は堅守でアウトを積み重ね、好機を与えないことが重要となる。

 守備からリズムをつくり攻撃につなげられれば、県大会で発揮した強力打線が甲子園でも期待できる。春の選抜で満塁本塁打を放った主砲の仲田侑仁、最速147キロの直球を投げるエース東恩納蒼を中心に初戦突破できるか注目が集まる。
 (砂川博範)