県芸・藤原さんに若手デザイナーの最高賞 イタリアの国際コンペで日本人初 県産木使った椅子を出品


この記事を書いた人 琉球新報社
世界最大級の国際デザインコンペ「エーダッシュ・デザイン・アワード・アンド・コンペティション」でヤングデザインパイオニア賞を受ける藤原颯真さん(右)=7月19日、イタリア・コモ(提供)

 県立芸術大学美術工芸学部デザイン専攻4年の藤原颯真さん(21)が、世界最大級の国際デザインコンペ「エーダッシュ・デザイン・アワード・アンド・コンペティション」(本部・イタリア)で、40歳以下の若手デザイナーに贈られる最高賞ヤングデザインパイオニア賞に輝いた。県産木材を使った椅子を出品していた。

藤原颯真さんの作品「Layer Stool」(提供)

 コンペは、家具や照明、建築など100部門あり、世界中からプロのデザイナーなど6万1159点の応募があった。ヤングデザインパイオニア賞の受賞は、日本人で初と見られる。

 藤原さんの受賞は7月19日にイタリア・コモであった表彰式の冒頭で、サプライズ発表された。「突然で驚きの方が強く、徐々に喜びに変わった。頑張りが形ある賞となってすごくうれしい」と語った。
 (高橋夏帆)